入居までの流れ
老人ホームへ入居を考えたとき、あるいは、将来はお世話になるかもしれない方々、現在は様々な老人ホームがありますので、じっくりと検討してみたいですね。
ここでは、有料老人ホームと特養あるいは老健などの施設サービスに分けて、入居までの流れを追ってみようと思います。そこでまず、施設選びのポイントですが、以下の数点を自分に当てはめて考えてみましょう。
1.縁があって、便利なところは?
2.希望の予算は?
3.内容・介護の信頼できるかどうか?
4.面会に行きやすいところかどうか?
これはと思う施設の資料を取り寄せることもいいですが、直接の電話連絡も喜ばれると思います。
【有料老人ホームの場合】
1 本人あるいは家族が希望の老人ホームへ、連絡を入れます。
2 ホームの詳細の説明を受けましょう。本人と可能であれば家族と施設の担当者の話し合いは、とても大切です。双方の意思の疎通が図れます。施設側からは本人の様子を把握できますし、本人にとっては、自分自身の気をつける点などをきちんと伝えましょう。ただし、面接結果によっては入居を断わられる場合もないとは限りませんことは、承知しておきましょう。
施設との話し合いのときに気をつけること
・入居希望の本人は、自分の趣味や生活習慣などをしっかりと把握しておきましょう。どんなホームでどんな生活を希望するのかがはっきりしていると後々問題が少ないです。
・入居者自身の健康状態や身体状況もあわせて把握しておく必要があります。
・入居に際して必要な費用を確認しましょう。
・入居後の毎月の費用も確認しましょう。
ただし、資料などに記載されている料金以外の費用がある場合は加算した上で、最終的に、再度資金計画を確認してもらいます。
4 資料や見学だけで決めるのではなく、ホームの雰囲気や実際の生活を体感してみましょう。
体験入居によって、本人が実際に共同生活が可能かどうか判断できることにもなりますので、これはぜひ試してみた方がいいと思います。ただし、費用1泊1万円ほど必要な場合がありますので、確かめてみてください。体験入所は、家族一緒に出来るところもあります。
この際、必要な書類は、以下の通りです。
ただし、満室の場合もありますので、その場合は、空室待ちの予約だけをしましょう。その際は、「利用申込書」だけの提出です。空室ができた際に、残りを提出することになります。
・利用申込書
・身上書
・健康診断書
・介護保険被保険者証
5 入居を希望される場合、正式契約をしましょう。以下の書類提出をいたします。
・健康保険証
・契約者の住民票・印鑑
・身元引受人の住民票
・老人医療受給者証
・障害者手帳
・その他の資格証等
・主治医からの紹介状
6 入居の際の契約金を払います。それぞれの施設の銀行口座へ振り込んでください。
しかしながら、その前に、費用などで不明な点や体験入居での不安や疑問は、ホームに直接質問しましょう。入居契約前に、不安点や疑問点などは、すべて解消しておくのが、本人の一番の仕事です。
その一つに、キャンセルの場合の対応を確認しておきましょう。
契約の最終段階で、入居を考え直す場合もないとは言えません。今までの生活と余りにもかけ離れる場合などは、他のホームを探しなおすことできますよね。契約の前に家族や友人、ホーム側ともしっかり話し合いましょう。そして最終的な確認を慎重に行った上で、納得がいったら契約をするようにしましょう。
契約前に特に気をつけることを書いておきます。
・キャンセル料金はあるかないか
・入居一時金の初期償却について確認しよう
・入居前に、もろもろの不安は取り除いたか
・重要事項説明書や管理運営規定、サービス一覧表などの書類をしっかり読んだか、疑問は解決したか
・入居契約書をしっかり読んだか
・中途退館の場合の返還金についても確認したか
・身元引受人と最終確認をしたか
7 入居の準備をしましょう。
施設にて用意してあるもの
・介護ベッド
・布団
・毛布
・トイレットペーパー
(ペットは原則として、不可の施設が多いです)。
持って行く必需品
・薬
・通常使用の介護用品(杖、車椅子、歩行車、ポータブルトイレ等)
・雑貨・消耗品等
・衣類・靴(外出用、屋内用)
・介護保険証・健康保険証・老人医療受給者証
持って行くと便利なもの
・テレビ
・冷蔵庫
・テーブル、いす
・たんす
なお、施設によっては、希望のカーテンを持込めます。ただし、防炎加工のものに限ります。
以上の品々は、施設によって異なります。実際に確認をいたしましょう。
8 本人・家族の希望の日時に、施設へ入居できます。ただし、前もって連絡をしておきましょう、当日から、食事サービスなどを利用するためです。以上で、有料老人ホームの介護サービス、その他施設のイベントなどをすべて楽しめるようになります。
【特養・老健などの場合】
費用が少ない点でも人気が高く、こちらへの入所は時間が掛かるのが現状です。早めに準備されることをお勧めします。
1 デイサービス、ショートスティなどでよく知った施設であることも多く、見学を特に必要としない場合もあるかもしれません。ですが、出来たら、ご家族で再度、入居フロアなどへの見学をお勧めします。
2 入所申し込み前に必要な書類
・介護保険証
・本人及び申込者の印鑑
・各市区町村役所で交付される認定調査票
・住宅サービスをご利用の方は直近3ヶ月分の在宅サービス利用票
3 生活相談員(ケアマネージャー)まで電話にて連絡しましょう。
4 申し込み当日に書類一式を持って、入所申し込みのために施設を訪問しましょう。
担当者から申し込みに関する説明をもらいます。
5 入居申込書に記入します。家族が代理で申込できます。 以上の書類は施設に預けておきます。
ここまでの手続きは、ケアマネージャーがやってくれる場合も多いです。ぜひともご相談してください。
6 入居申し込み後は、施設からのご連絡がくるまで待機となります。
入所申込書のリストをもとに、空きが出た時点で連絡が来ます。入所の意向を再度確認されます。
7 入所の意向があれば、施設より本人・家族に面談のため、家庭訪問がきます。入院中の場合は、入院先に来てもらいましょう。
8 調査結果をもとに施設で判定会議が行なわれます。ここで入所の了解を取ってもらい、決定すれば、入所日時の連絡が来ます。
9 施設では、入所日までにスタッフが協議して、入所からの処遇面のサービス原案を作成してくれます。
10 入所日当日に、本人、家族、専門スタッフが参加してケアプラン作成のために、サービス担当者会議が開かれます。この際に、重要事項の説明と契約の締結をします。
と同時に、入所日、持参するものは何かをきちんと確認いたしましょう。